けいはんなビジネスメッセ

主催者ご挨拶

ご挨拶

本日は、けいはんなビジネスメッセ2019にご来場いただき、誠にありがとうございます。
けいはんなビジネスメッセは、産学公連携の促進やビジネスマッチングの推進を通じて、けいはんな発の新しい産業の創出や地域産業の活性化を目指す場として、各方面のご支援、ご協力のもとに開催しております。
14回目となる今回は、「けいはんなから 世界を動かそう」をテーマに、環境・エネルギー・防災、機械・金属・電機・化学等のものづくりやアグリ・バイオ、ICT、医療・介護・ヘルスケア等の幅広い分野から、約100の企業様や大学様等にご出展いただき開催いたします。
また、今回のメッセは、国際的な地域間交流やビジネス交流・技術交流によるネットワークの形成を通じてスマートシティを共創・発信する目的で、ここKICK(けいはんなオープンイノベーションセンター)で開催されている「京都スマートシティエキスポ2019」と初めて同日・同場所にて開催いたします。

さて、けいはんな学研都市は、立地施設が147となり、それぞれ活発に事業を展開されております。昨年4月には、理化学研究所のiPS細胞創薬基盤連携拠点が開所し、大学、研究所、医薬品産業界とのネットワークにより、アルツハイマー病などの神経疾患をはじめ、様々な治療薬の研究開発が進められております。
また、高度な音声認識・翻訳機能を持つ多言語音声翻訳技術、中赤外線レーザーによって指を置くだけで血糖値が測定できる技術、さらには脳情報科学による精神疾患の診断と治療技術等、これまでの基礎研究がしっかりと実用化・製品化に結びつこうとしているものも少なくありません。
一方で、「RDMM支援センター」や「リサーチコンプレックス事業」などオープンイノベーションを基軸とする、新たなプロジェクトを持続的に創出する仕組みづくりや、国内外のイノベーションを推進する都市とのグローバル連携も一段と進んでおります。さらには本年度、国のスマートシティ構想の先行プロジェクトに選定され、具体的な取り組みも始まろうとしています。
折しも、2025年の大阪・関西万博の開催が決定し、学研都市を世界に発信できる絶好の機会となる期待が高まる中、立地する機関の皆様と万博への関わり方の検討もスタートするなど、今後とも、関係の皆様方との連携強化に努め、学研都市における新産業の創出、地域の産業振興等に積極的に取り組み、学研都市を世界へ情報発信してまいりたいと考えております。
本日ご来場の皆様方には、このメッセの場をマッチングや販路開拓にぜひ有効にご活用いただき、新たなビジネスチャンスをこの学研都市の地で掴んでいただけることを期待しています。

公益財団法人 関西文化学術研究都市推進機構
理事長 柏原 康夫

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